マーケット獲得を目的とする海外M&A事例を分析する。

最近の日本企業の海外M&Aに目立つ現象は株式の過半数を取得したり、主導権を取ることをせず、マイノリティ・インタレスト取得または対等な50-50の経営権掌握でとどまるケースだ。自社商品の海外マーケットを確保することがM&A取引の最終目的であるならば、主導権を取得しない選択は長期的にさまざまな問題をひき起こす。
クロージング後の価格調整の諸問題を解説する。

日本企業のIR(インベスター・リレーションズ)サイト・資料に「ステークホルダー」という用語はよく現れる。例えば、社長のトップメッセージに「ステー クホルダーの皆さまへ」という挨拶はよくある。また、顧客、社員、株主、取引先、地域社会等が会社にとって全員同等な「ステークホルダー」であり、会社が それぞれの利害関係を平等に尊重しているという考えは色々な形で表現されている。
日本語版IRサイトをそのまま英語に訳すリスクについてコメントする。
しばらくなりをひそめていたアクティビスト型外資ファンド(いわゆるモノ言う株主)が久しぶりに日本に戻ってきた。
報道によれば、「英投資ファンドのザ・チルドレンズ・インベストメント・ファンド(TCI)が、日本たばこ産業(JT)の経営陣を批判し、木村宏社長の辞任を求める書簡を、JT株の50・01%を持つ財務省に送っていた」(6月10日の朝日新聞の記事「英ファンド、JT社長の辞任要求」)という。